「フェロマンガン製造プロセスに関する脱炭素・省エネの技術開発」が NEDO公募事業に採択されました
2024/07/10
当社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(以下、NEDO)が公募する「脱炭素社会実現に向けた省エネルギー技術の研究開発・社会実装促進プログラム」のインキュベーション研究開発フェーズに「フェロマンガン製造プロセスに関する脱炭素・省エネの技術開発」を提案し、6月21日に採択されました。
当社は、2023年の同プログラムにおけるフィジビリティスタディ調査フェーズにも採択されています。本件はそこで得られた成果をベースに脱炭素・省エネルギー技術の実用化開発に向けた事前研究として提案し採択されたものです。
当社の主力製品の一つである合金鉄(高炭素フェロマンガン)は、自然界に存在するマンガン鉱石から酸素を除去する還元反応により製造しています。この還元反応には石炭コークスの使用が最適ですが、この反応によりCO2が不可避的に発生します。
当社は、2023年のフィジビリティスタディ調査フェーズでの成果をベースに、次ステップとなる本フェーズにおいて合金鉄製造の還元反応過程におけるCO2排出量の削減と省エネルギーに繋がる革新的な製造プロセスの実用化に向けて技術開発を推進してまいります。
当社は、地球規模での気候変動が人類の存続に影響を与える大きな課題であるとの認識のもと、「持続可能な地球環境の維持と脱炭素社会の実現に向けた2050年カーボンニュートラルへの挑戦」をサステナビリティ経営の重要課題と捉え、CO2排出量の削減を目指し事業・研究開発に取り組み、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
関連リンク
2023/7/11
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