新日本電工

お知らせ

2026年社長年頭挨拶

2026/01/06

 平素は格別のご支援を賜り、厚く御礼申し上げます。 年頭に当たり、一言ご挨拶を申し上げます。

 昨年は、中国での景気後退や米国トランプ政権による通商・貿易政策などにより先行きが不透明な状況が継続したことで、鋼材や合金鉄の国際市況が低迷しました。また、国際的な鋼材需給緩和の影響を受け、国内粗鋼生産は前年を大きく下回ることとなりました。こうした厳しい外部環境の下、各種施策への積極的な取り組みにより、在庫影響等の一過性要因を除いた実力ベースの連結経常利益は前年と同水準の約50億円を達成できる見込みとなっております。

  第9次中期経営計画の3年目となる本年は、昨年11月にEUが発動した合金鉄に関するセーフガード(輸入規制)の国際市況に与える影響が不透明である一方、グローバルな鉄鋼需給の緩和状態が継続することで日本の粗鋼生産量は減少に向かうと想定されます。また、電気自動車の普及の停滞も予想され、当社が第9次中期経営計画の前提としていた経営環境は大きく変化しています。こうした環境変化の中、「2030年あるべき姿」の実現に向け各施策に取り組んでまいります。

合金鉄事業
 国内・海外の拠点におけるコスト競争力向上を追求していくとともに、適正化に向かっている在庫圧縮を更に推進することで、一層強靭な事業体質の確立に努めてまいります。

機能材料事業
 電池・電子部品産業での需要変化や地政学リスクの広がりを見据え、電池事業における影響の最小化を図る一方、海外市場を含めた成長分野への拡販など、当社オンリーワン商品の競争力強化を通じて生産能力のポテンシャルを活かす施策に積極的に取り組んでまいります。

焼却灰資源化事業
 営業の強化による焼却灰の収集量拡大や5号溶融炉の稼働開始のための準備を着実に前進させると同時に、6号溶融炉以降の拡張投資を見据え、更なる成長を実現するための諸施策に取り組んでまいります。

アクアソリューション事業
 原価低減活動を推進するとともに、(株)ガルデリアとの協業、PFAS/PFOSへの対応、無機吸着剤の製品化など、社会課題の解決に資する事業の早期立ち上げに取り組んでまいります。

電力事業
 長期保全計画に基づいた設備維持による安定した発電を継続してまいります。

 各事業における諸施策の実施に加え、研究開発においては各事業と一体となり、新製品を早期に市場投入できるよう戦略的に取り組んでまいります。また、IR活動や採用力の強化など、企業価値向上に向けた諸施策を積極的に推進するとともに、GX・DXなどのサステナビリティ関連施策も引き続き積極的に進めてまいります。

 今後も当社グループを取り巻く事業環境は大きく変化し厳しい状況となる一方で様々なチャンスも出てくることが予想されます。こうした中、取り組むべき課題をやり遂げることができれば、「2030年あるべき姿」を実現できると確信しています。

本年もステークホルダーの皆様からの信用と信頼を高めご期待に応えるとともに、産業社会の発展に貢献する使命を果たすべく、グループ一丸となって全力を傾注する所存ですので、引き続きご理解とご協力、ならびにご支援のほど、よろしくお願い申し上げます。

 皆様のご健勝とご多幸を心から祈念し、年頭のご挨拶といたします。

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