新日本電工

社長メッセージ(ごあいさつ)

素材と環境で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続けていきます

代表取締役社長:青木 泰

代表取締役社長青木 泰

創業以来、当社グループは一貫して各種合金鉄の製造を手掛けてまいりました。このコア中のコアである合金鉄事業において、高炭素フェロマンガンに経営資源を重点投入し、コストダウンを極限まで追求した結果、現在では国際的に上位の競争力を維持するとともに、世界最高水準の環境基準要求をも満たしていることは当社グループにとって大きな強みとなっています。

一方で、市況の影響が少なく、安定収益が期待できる事業(機能材料・焼却灰資源化・アクアソリューション)にも注力し、着実に育てています。これに水力発電による電力事業を加えた5つのコア事業により、合金鉄市況の影響を受けにくい事業ポートフォリオを構築することで企業価値のさらなる向上に努めています。

2023年11月に策定した中長期経営計画においては、2030年の「あるべき姿~素材と環境で人々の暮らしを支え、より良い未来に向かって挑戦し続ける会社」の実現に向け「“事業活動を通じた社会課題の解決”と“持続的な成長を通じた企業価値向上”の両立」という基本方針を掲げ、役員・社員一丸となって邁進しています。引き続き当社グループの強みを最大限に発揮し、持てる経営資源を余すところなく活用して、経営諸課題の解決に果敢に取り組むとともに、高品質な製品の安定供給と新技術の開発、新製品の提供を通じて未来に向けた挑戦を続けてまいります。

5コア事業のご紹介

合金鉄事業

徳島県とマレーシアに生産拠点を有し、確かな技術のもと、高品質のマンガン系合金鉄を安定的に需要家へ供給しています。
マンガン系以外にも、各種合金鉄製品を取り扱っており、合金鉄のトップメーカーとして需要家の皆様から高い評価をいただいております。

機能材料事業

蓄積された冶金・粉体技術を強みとして、高機能と高品位を併せ持つ製品を提供しております。
ハイブリッド車用水素吸蔵合金、電気自動車用リチウムイオン電池正極材等の数多くの先端素材に採用されており、持続成長可能な社会づくりに貢献しております。

焼却灰資源化事業

自治体のゴミ焼却炉から発生する焼却灰を電気炉の高温で溶かして無害化し、溶融により生成されるスラグ(エコラロック®)や有価金属を資源循環させる廃棄物のパーフェクトリサイクルを行っています。

アクアソリューション事業

循環型社会のニーズに応えるために、産業排水の浄化、エネファーム用純水器や水素ステーション向け純水製造装置の提供など、限りある水や資源を守ります。

電力事業

北海道日高地方にある当社の幌満川(ほろまんがわ)水力発電所は、再生可能エネルギー固定価格買取制度(FIT)の認定を取得して売電を行っており、安定的な収益を確保しています。幌満川水系は、ユネスコ世界ジオパークに認定された様似町(さまにちょう)のアポイ岳ジオパーク内にあり、豊かな自然に囲まれています。今後も地域の自然環境に配慮しながら、グリーン電力の供給を通じてカーボンニュートラル社会の実現に貢献できるよう努めてまいります。

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